
ローンの高金利のため、先月11月のラスベガスの住宅平均価格は本年度最低を記録しました。
今年5月の最高価格$482,000から下げ続け、11月は $430,990になっています。
高金利のために住宅を変えない買主が増え、さらに物件価格が下がるのを待っている買主も増え、買主が急減したため、11月の住宅取引件数は1,521で、昨年の同月より53.5%も減っています。
売り控えている売主も増えたため、売り物件数も減り、現在の戸建住宅新規リスティングは2,096で、昨年同時期より26.5%減っています。それでも、売れない物件が増え、現在の住宅在庫数は7,342 で、昨年同時期より161.7%増加しています。
ビルダーはコントラクターやベンダーを減らし、不動産会社やエスクロー会社も社員を解雇しており、不動産エージェントやローンオフィサーも仕事の量が減っていますので、当然経済全体に影響は出ています。
ただ、2008年頃のバブルが弾け、サブプライムローンの問題で銀行差し押さえが急増した時のようなインパクトは今回はないと見られています。
市場最低の金利で沸いた過去2年の異常に活発な市場が、正常に戻ったような状態だと言われています。